ペット初心者がハムスターを実際に飼ってからの日記 2005年2月


2月1日 まいさんと一緒にねんねしな

すぴぴぴー

 その日、たきがはは異常に眠かった。昨日から読んでいた本も文字を追ううちにまぶたがずるずると下がってきて、1ページも進まず、あまつさえ、まいさんが出てきてもまぶたがずり落ちる始末。
 それは厚手の靴下はいて、アフガニスタン製の手編みスリッパ(膝下まで)はいていて、足がなんとなーくぽかぽかしてきたせいばかりではなかったと思う。足が冷たいと寝つきが悪いと思うのだが、たきがはは頑固な冷え性にも拘わらず、足が冷たくて目が覚めた、寝られなかった、という記憶が1,2回しかないへんてこな冷え性なんであった。

 いかん、まいちんが手の上にいるのに。ね、ねむいよー。

 一度は諦めて寝直そうとしたまいさんだったが、さすがにお腹空いていたらしく、再度起き出して催促。

 はい、ごめんなさい。ご飯にしようね。

 その後、まいさんはご飯の白菜をたんと食べ、豆腐をちょっと食べてお休みした。

 たきがはは「聖石伝説」という台湾のはいぱー・まりおねーしょんのDVDを見た。
 前に映画見たんだけど、NHKの人形劇より動きが激しいスペクタクルな展開だ。主役の子安武人さんて、地であんな格好いい声なんだなぁ。

2月6日 まいさんの不思議

すげーく眠そうなのに起きてくる時。
 それは半目開きで、耳もほとんど寝ている時。

 まいちん、寝てていいんだよ。

 まいさんはそんな時、さっさと戻っていく。君ってほんとにぷりちぃ!

2月7日 レンジで豆腐

豆腐を買う時にいつも気になるのがゴミの多さ。3日に1度、ケースに蓋に、ものによっては豆腐をご丁寧に布巾で包んでいるのまであったりして、毎回捨てるたびになんだかなーと思っていたものであった。
 たきがはの買ったレンジには「手作り豆腐」というメニューがあって、自家製豆腐が作れるのだ。それもお目当てのひとつだったのだ。

 ひとまず「成分無調整」の豆乳を買い、にがりを混ぜ、いざ!

 ちーん

 ま、まずい。
 出来上がった豆腐はゆるゆるなのはしょうがないとしても、市販の豆腐に比べられない代物であった!!
 そ、そういえば、ずいぶん前に「海洋深層水」使ってるってんで、おぼろ豆腐なるものを買ったことがあるが、あれもすげーまずかったんで、まいさん食べてたけど、二度と買わなかったが、あの味に似ているようだ...。

 自家製豆腐って無理なのかなー? 今度は別の豆乳買ってきて試してみよう。うーん、塩入れないのがだめとか? でも、塩の入れすぎはまいさんには絶対にいかんし。

 しょうがないので、今日は代わりにチーズをあげた。

2月8日 In まい dream

夢の中でうちのマンションの防災の話し合いをした。よくわからない結論が出たところでうちに帰り、何を思ったか、まいさんちをひっくり返すたきがは。
 床材の中からは虫、虫、大量の虫が!!!

 あんぎゃー!!

 やべー、虫が発生しちまった!
 まいさん、掃除するから避難してて!!

 しかし、たきがはの手の中のまいさんは、その発生した虫よりも小さかった。

 待て。

 夢の中のじぶん、疑問持て。
 それ、はむこさんじゃないし。

 まいさんを別の所に避難させたところで目が覚めた。

 ああー、夢か。

 はっと時計を見ると遅刻寸前。

 やべー! なんてさい先の悪い夢なんだ、ちくしょー!!

2月9日 あさいねむり

相変わらずたきがはの肘の辺りでお休みのまいさんは、時々寝返りでもうってるんだか、濡れた鼻先をたきがはの肘につけたり、眠いくせに出てきたり、はむこさんにも寝相ってものがあるのかなーと思う。
 なので、まいさんが動いているからといって、すぐ起きるとは限らないのである。

 でも、今日は起きてきた。
 大きなあくびをしながら起きてきた。

 はむこさんはご飯を食べている時は大口を開けず、お上品な口元であるが、あくびはでかいんだよなぁ。

 昨日は夢見が悪かったけど、今日はいいもの見たぞ。

2月12日 今日はもう1回

2時間ぐらいでお目覚めしたまいちん。
 今日はケースの掃除はなし。

 しかし! まいちん、久しぶりのもっともっと攻撃。

 結局、合わせて3時間半お休みだった。

 どこかでつじつまを合わせているのかなぁ。

2月14日 1粒のいよかん

今日のご飯にいよかんをまいさんにあげた。
 「1粒のはっさく」の再来だぁ! と期待して見守るたきがは。

 やってくれました。

 まいさん、いよかん横持ち!!

 すげぇ!!! かわいいよ!!!!

 完全に予想を裏切ってくれたよ!!!!!

 写真に撮りたいけれど、ご飯食べてるところを邪魔したくないので見守るのみ。ふふふ

2月15日 三度目の正直

8時半からいつものコースに突入したまいさん。今日は速くて9時半ごろにお目覚めし、ご飯。
 キャベツを細長く切って食べてるの。かわ!!

 その後、何か物足りなさそうなまいさん。ううむ、ここはひとつ、お付き合いってことで。
 さらに2時間お休み(時計がないのでたきがははまだ知らなかった)。

 お○っこ行って、再度キャベツを食べて、今度はまいさん、猛烈なもっともっと攻撃爆裂!!!!!

 だ、だめなんだー! たきがはもほとほとおなか空いたし、今日は仕事持ち帰っちゃったし。今日はもう駄目なんだよー!!!

 まいさん納得せず、さらにもっともっと攻撃炸裂!!!!

 たきがは、心を鬼にして諦めてもらう。休みの前の日だったら、たとえ爆裂に腹減ってようとつきあえるんだがなー。そうそう都合よくおねだりはしてくれんもんなぁ。

 切ない。まいさんのリクエストに応えられないのはほんとに切ない。

2月16日 落ち着かないの

まいさんの悩みの種は、なかなか落ち着いて寝られる場所がないことではないかと当の原因因子であるたきがはは思う。
 肘の辺りで寝ているとたきがはの大きな肘がくっついてきて鬱陶しいことこのうえないだろうし、腹の上で寝ているとふこふこ呼吸していてさらに落ち着かなかろう。腰の辺りは支えがないので、一歩間違う寝ている間に落っこちてしまうので危なかろうし、尻の後ろは…ええーっと、単に寝苦しい?

 でもね、まいちん。
 たきがはもね、ずーっと同じ姿勢でいるのってしんどいんだ。だからどうせなら楽なかっこで付き合いたいわけ。
 でも、たきがはが腕を動かしたから、まいちん、起きちゃったんだね。だから、眠たい目で抗議しに来たんだね。
 うん、寝てていいよ。まいちんの眠るの邪魔してごめんね。

 最近は毎夜のようにたきがははまいさんとこんな会話を繰り広げている。
 そしてまいさんは、驚くべきことに、眠たいのを我慢して起きてくることは決してなく、「寝てていいよ」と言うとちゃんと戻っていくのである。

2月17日 気配りのすすめ

久しぶりの残業で帰宅が11時に及んだたきがは。まいさんが起きてきたのは11時半ごろであった。
 いつものコースに突入、これから3時間はまじきついなぁーと思っていたら、まいさんは30分ほど遊んでから、ご飯の催促。
 いよかんと豆腐をいただいてとっととお休みしたことよ。

 ああ、まいちん、たきがはが疲れてるの、わかってくれてるんだね。
 気を遣ってくれちゃったんだね。
 ありがとう、まいちん。

 思わずまいさんが示した気配りにたきがは、感謝の念絶えず。そんなまいさんだから、もっともっと攻撃に応えてあげられないことがほとほとすまなくてならない。

2月19日 カローラIIに乗って

買い物に出かけたら〜♪

 レジまで行って、あとはお会計だけ、という段になるまで財布ないことに気づかなかったまぬけ。
 しかも今日は北風ぴぃぷぅ、雨降りで寒い一日。
 たきがは、とぼとぼとうちに帰り(うちに帰る電車代だけ残っていたのは奇跡だ!)、また買い物に出かけたことよ。

 とほほ。

 おかげで帰りが遅くなり、まいさんちを2週間ぶりに掃除しようと思ってたのに、それもできず、豆腐買うのも忘れて、慌ててチーズにし、なんか踏んだり蹴ったりな一日であった。

 あ、ちなみにたきがは小沢健二のファンでも何でもありません。

2月21日 いい砂だな

あははん

 とまいちんが思ったかどうかはいざ知らず。
 はむこさんの必需品と言われ、よそのはむこさんによっては砂風呂を待ち望んでいるともいうお風呂について、たきがは考えた。

 今日、まいさんちの風呂が見事に床材に埋もれていたからだ。
 そういえば、昨日、トイレにしていたっけ。
 しかし、トイレもちゃんと使っている。
 トイレとお風呂周囲の床材はまいさんが掘りまくったあとが累々と。
 さらに、まいさんが砂を浴びる習慣は実は意外と低い。つーか、たきがはが単に目撃してないだけかもしれないが、どうもお風呂を入れても、その砂痕から察するに、まいさんはお風呂を歩いたりはしたが、砂は浴びてなかったような。
 時々、真新しいトイレで砂浴びをしているのは何度か目撃しているし、水の受け皿に砂がついているので、まいさんが砂をつけたままうろついているのも間違いはない。
 ということはだ。
 ハムスターは砂浴びをして、寄生虫などを掃除します。
 と、まことしやかにバスサンド、お風呂グッズなどに書かれているはむこさんの習性ってなんか怪しくない?
 まいさんはきれい好きなので、しょっちゅう毛繕いをしている。ご飯を食べてもするし、寝る前にしたことだってある。
 まいさんは時々床材を掘り進んで、元気に遊んでいる。床材はずーっとポプラチップ(アスペンの大地、という製品だ。売ってるところが少ないので見かけたら即げっちゅー!)なので、適当に毛も梳いているだろう。

 つまり、砂風呂って不要? まいさんはたまに気が向いたら砂浴びするぐらいで、必需品だと思ってなくない?

 はむこさんの砂風呂が必須なのは、単に生活環境で自然と毛を梳く状態にないからではないのけ?

 違うかな。

2月23日 春一番

が吹いたそうな。道理で南風がびうびうと喧嘩を売っとったわけじゃいのぅ、おうおう。

 たきがは、むかーし、海沿いの高校通ってて、通学時に風に邪魔された(なぜか西行の時は西からの風、東行の時は東からの風が吹きやすい)記憶があるので、風が嫌いである。

 しかし、春一番吹くと、やはり春なのだなぁ、と思うので、1日だけの風物詩(という言い方は間違いかも)と忍んでいる。

 で、ふと「春一番」でぐぐってみたら、気象庁が「春一番」というのはこれだけの条件で言うんだよ、というページを作っていたので見てみた。

 1 発表する期間は立春から春分までのあいだ
 2 日本海に低気圧があること
 3 強い南寄りの風(風向は東南東から西南西まで、風速8m/s以上)が吹き
 4 気温が上昇すること

 万人向けのネットで、○付数字という機種依存文字使うとはええ度胸やの(ここでは数字に変換)、日本のおかみの仕事はなっちょらんばい。

 それはさておき、1〜4の条件というのは初めて知って、特に2の条件は今まで思いつきもしなかったので驚いた。1は、言われるとなるほどねぇーと思うけど、これらの条件が満たされないと「春一番」のない年もあったんだそうだね。

 一日うちの中にいて、外気にさらされることのないまいさんには春一番も関係ないわけだが、そもそもはむこさんのふるさとに春一番なんてなかったろうなぁ。

2月24日 恐怖の静電気女

かつて、乾燥肌が云々という話を自サイトでしたことがあったが、何を隠そう、この時期のたきがはは「おいらに触ると火傷するぜ」な、はた迷惑な体質である。
 そう、恐怖の静電気。
 蛇口にさわるとびりっとし、ドアノブにさわるとびりびりし、机も、椅子も、なにしろ金属、流水が天敵。もちろん、うかつに人にさわろうもんなら、ばちばち音までするのが当たり前なんである。
 うちに帰って、セーターを脱げば「ばちばち」

 静電気というのは、何かで読んだのだが、一瞬だけだがけっこうな高圧か高電流だそうで、自分の静電気で感電死というのはしゃれにならないギャグだよなーと思っていた。

 ところが、あれほど他人とさわるのを遠慮し、うっかりさわって「ばちっ」なんて音がしようもんなら恐縮もんのたきがはが、まいさんにさわっても「びり」ともしないのはなぜだろう?
 はむこさんは静電気関係ない体質? でも、前に愛猫にさわったら静電気が、という話を読んだような、あれは乾燥だったか?

 しかも最近怖いのは、冬だけだと思ってた静電気が、去年は一年中お付き合いしていたようだったこと。冬よりも軽かったけど。
 体質?

2月26日 寝たり起きたり

じらし上手なまいさんは、時々起きるふりをして、またおねむする。
 まいちん、起きるの? 寝るの? とたきがはが気をもんでいると、おめめぱっちりで起きたようなのに、またお休みするのであった。

 とじらされて、たきがはも開き直り。久しぶりに「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」を全巻(37巻)読破しつつ、お付き合いしたことであった。


[ 2004年9月 | 2004年10月 | 2004年11月 | 2004年12月 | 2005年1月 | 2005年2月 | 2005年3月 | 2005年4月 | 2005年5月 | 2005年6月 | 2005年7月 | 2005年8月 ]

[ 写真館 | 環境 | 日記 | リンク(本館と共通) | 掲示板入り口(本館と共通) | 読み物 | 履歴 ]